ポジャギとは

韓国の伝統手工芸「ポジャギ」

韓国の人々は、古くから韓服を作る時に余った端切れを縫い合わせ、日常の中で再活用してきました。一枚の大きなカーテンや、巾着袋、針山などの小物に姿を変え、新しい命を吹き込まれた端切れは、包んだり、敷いたり、覆ったり、飾ったりさまざまな用途で人々の役に立ってくれます。布を大切にする韓国の人々の精神はやがて伝統手工芸として花開きました。

韓国での呼び方は、その形状や用途によって「ポジャギ(包む布)」「カリゲ(目隠し用の布)」「サンポ(食品の上を覆うもの)」など名を変えますが、日本の皆さんにわかりやすいように、POJAGI LABでは総じて「ポジャギ」と称しています。


カーテンのように窓辺にかけたポジャギは光を通すとステンドグラスのように見え、時間帯や光の具合で様々に表情を変えます。

一日の中で刻一刻と変わる日差しや静かに揺らぐ夜の灯を受け、私たちを魅了するポジャギ。 涼しげに、風に揺られるポジャギは見る人の気持ちを静かに落ち着かせてくれます。 ただ遮光するだけのカーテンではなく、インテリアアートとして日常の中に楽しみと喜びをプラスし心を豊かに満たしてくれます。


韓国の儒教の教えを反映したポジャギは、素朴さや静けさを湛え、「福」を包む縁起物の布としても親しまれています。端布を繋ぐことで「長寿」を願う布として、また、モシの網目で悪鬼(邪気)を捕まえる布としても知られ、厄払いの意味も込め壁にかけられます。

何度も水にさらすと薄く透けて味わいが増し、その繊細な風合いから最近はアンティークの人気も高まっています。